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  • いつ見ても、美しいもの

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今年も残り1か月を切りました。まさに光陰矢の如し、ですね。秋を飛び越えて、もうクリスマスになってしまいます。私としては、ベランダでぼんやり水割りでも飲みながらもうちょっと秋の夜長を楽しみたかったです。 さて、先週末は「床紅葉」で有名な宝徳寺さんへ行ってきました。12月に入ってもまだ紅葉真っ盛り、色鮮やかな紅葉が、磨き上げた漆の床に映っていました。ため息が出るほど美しいとは、このことですね。 お庭は砂を水流に見立て、岩を山に見立てる枯山水。こちらも落ち葉ひとつ見当たらない、手入れの届いた姿。いつ見ても飽きない「永遠の美」がそこにありました。お庭で佇んでいるとき、ふと東京美術俱楽部(骨董品屋さんのトレードショー)での出来事を思い出しました。 骨董のことなど何もわからない私が、現代的で端正な香炉の姿に釘付けになり、足を止めて見入っていると、そこのご主人が話しかけてくれました。「1000年前の作品でも、まるで昨日作ったかのように新鮮に見える、それが骨董の神髄です」 そう、その香炉は北栄(ほくそう)時代、1000年以上前に作られたものだったのです。 香炉の裏には、世界有数のオークションを経ている証が貼付されていました。書物によると、枯山水も飛鳥時代に始まり、平安時代には造園手引書に紹介されていたと記述がありました。 「1400年前の人たちが見た景色と、同じ景色を見ることが出来るんだ」と思うと感慨深いですね。そしてそのお庭は、先の骨董の香炉と同じで「1400年前と同じ様式でも、新鮮に見え」ました。 毎日、素敵なデザインのものが作られ、世界中から情報がたくさん入ってくる時代に生きていますが時空を超えて存在し続ける「もの」「こと」の中に未来のデザインエッセンスがたくさん隠れている、と教えられた気がしました。 今日はいつもよりまじめに書いてしまいました。(笑) なにかと忙しい年末ですが、どうぞ体に気をつけてお過しくださいませ。 

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  • 立山連邦 雄山登頂しました

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今日の前橋は、朝方から風の音で目が覚めるほどでした。まるで週末に行った秘湯「みくりが池温泉(山小屋)」と変わらない野生っぷりです。(笑) そう、今週はキリマンジャロ以来、11カ月ぶりの登山に行ってきました。朝5時に車で出発→扇沢駅から電気バスで黒部ダムへ→黒部ダムからケーブルカーで黒部平まで→今度はロープウェイで大観峰へ→ここから11月30日で終了する日本最後のトロリーバス(来年からは電気バスになるそうです)で山小屋のある室堂まで。着いた頃にはちょうどお昼くらいとなりました。天気予報では雨でしたが、着いたら晴れ間も出てきたので、まずは周辺を散策しました。 この日のみくりが池は青が鮮やかで美しく、風もなかったので鏡のようでした。満月だったようで、目覚めたら朝方の月がぼんやり残っていました。翌日も予報より天候に恵まれたのでみんなで相談し、3003mの立山雄山アタックすることにしました。天候急変に備えて上下真冬のウエア着用、雨雪対策にテムレス(ワークマンのヒット商品の防水手袋)、チェーンスパイク(靴にはめる滑り防止チェーン)持参でいざ出発。 朝の池にはまだ氷が張っていて、モノトーンの世界。音もなく静まり返る朝、とても素敵。ゆっくり、高度順応させながら登っていきます。お天気は持ちそう、というか暑いくらい。途中でネックウォーマーや上着をリュックに入れて体温調節しました。 低木がだんだんなくなり岩場になり、最後は凍った雪と石と土の道を進んでいくと、やっと三角点につきました。でも、ここからが怖かった! 鎖も何もない凍った石段を、お賽銭を握りしめ数十メートル登って山頂の神社へ。頂上の眺めは素晴らしいけれど、怖くて真ん中にしか居られない。(笑)ビビりながらの参拝。この日の安全だけを祈りました。下りは滑るので、チェーンスパイクを装着して、神様のおかげで安全に下山できました。 今回の山練は、お天気にも恵まれて「これで雷鳥さんに会えたら、ほんとに言うことないよね」なんておしゃべりしながら駅に向かっていると、なにやらカメラを構えている人達がいるではありませんか。いました!真っ白の冬の羽に生え変わった雷鳥さん。ぜんぜん逃げずに何かをついばんだり、トコトコ歩いたりしています。寒いところで暮らしているからなのか脚の部分にびっしり毛が覆っていて可愛らしかったです。 今年もあっという間にあと40日余りとなりました。はやいものです。皆様も、せわしない年末を前に、お体に気を付けてお過ごしくださいませ。

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  • 国内向け・海外向け 2つのネットショップの統合につきまして

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今日は「立冬」木々の色づきと共に日に日に寒さも深まるころとなりましたね。紅葉の季節真っただ中。静かで神秘的、大好きな「野反湖」まで写真を取りに行きましたが紅葉にはすでに遅し、色が寂しい。。。。せっかくなので湖畔をぐるっとトレランして帰ってきました。 翌日、新たな気分で赤城山に行ってみたら、これが最高のタイミング。霧が晴れるのを待って太陽の元、真っ赤に色づく山々を夢中になって撮りました。インスタやネットショップには欠かせない「季節感」必要に迫られたおかげでカメラを買い、気が付けば写真が趣味のひとつになりました。カメラを持って歩くと、普段より小さな変化に気が付くような気がします。サンドペーパーの粗さが、だんだんと細かくなっていくような感じ。マクロからミクロへ。上手下手は別として、かけがえのない楽しい時間です。 さて、今日はネットショップのお話です。弊社の国内向けサイト「youyouang.com」は、10年以上にわたり同じEC構築パッケージを使用してまいりました。しかし、バージョンアップに関する課題が発生し、今後のサービス向上のために新しいシステムへの移行を決定いたしました。この変更により、来年からは海外向けサイト「youyouang.jp」と統合し、日本のお客様にも一層便利にご利用いただけるようになります。 新しいサイトでは、よりスムーズな決済システム、充実したカスタマーサポートが提供できる予定です。また、海外のお客様との統合により国際的なトレンドや新しいサービスを皆様にお届けできる機会も増えます。 移行期間中はご不便をおかけすることもあるかと思いますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。 お客様にとってより良いショッピング体験を提供できるよう、努力してまいります。引き続きご期待ください。

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  • お香の憧憬を深めた10月

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。連休明けの今日も、朝日が差し込む爽やかな朝です。 さて、芸術の秋、でございます。私もそれらしき出来事が2つありました。 その110月4日伊勢神宮内宮で行われた、香道御家流宗家による御献香会に参加させていただきました。雨模様でしたが、移動の際には不思議に雨もおさまり、まさに神様に守られた心地がした不思議な1日でした。朝9時50分、内宮の正宮(皇大神宮)の中の門を特別に開けていただき参拝。11時からは神楽殿でお家元の献香に同席させていただきました。 直会(神様のお下がりをいただく食事)を終えてから、夫婦岩で有名な二見にある賓日館にて、今回献上したお香を聞かせていただく餘香席。このお席で『皆さん、和歌を一句作ってください』とお題を出されましたが、慣れない正座で意識が遠のき、何も浮かびませんでした。帰りに徳川美術館で展示中の『魅惑の源氏物語』『宮廷文化の華』に立ち寄り、徳川家に伝わる香道具を拝見し、何十年ぶりに古典のお勉強。新幹線の中、kindleの新古今和歌集をスマホに入れ、徳川美術館ではかな文字練習帳も購入。ああ、和歌が詠めるような大人になりたい。 その2国内著名な古美術商が一堂に会して自信の品物を展示する、東京美術倶楽部特別展に行って来ました。『手に取れる本物の美術品ばかりだよ』と出展していた叔父の言葉通り、手に取るのも怖い(笑)ものばかりでしたが、香道具や香木も出ておりました。撮影禁止のものも多い中、香道具の一部はOKだったのでご紹介します。1. 三井家に伝わる御家流の香道具 写真不可でしたが立派なカタログをいただきました。2. 古美術『白水』さんのブースにあった桐の香箪笥と3. 引出しの中の圧巻の200種類以上の香木。4. 香木の名前を書いた紙包を一つ開けてくださいましたが、中には、名前の由来の和歌(藤原定家)が書かれていました。5. 蒔絵の香木箪笥と、6. 引き出しの中の香木、たしか約200種類。2つの箪笥のお値段は、写真のとおりです。つい、触ってしまいました!7. 水戸家など徳川に伝わる香木。中を一つ開けていただきました。歴史の中で使われた跡があります。「好きなところから割ってもいいよ」とお声がけくださいました。いったいおいくらでしょう?(笑)やはり、作品から発しているエネルギーが凄すぎました。体の疲れ具合が強烈です。 10年前に、国立新美術館でオルセー美術館展(オルセー美術館改装のタイミングで、ものすごい名画が一気に来た)時と同じ疲れ具合。途中休みながら見ないと、作品にやられてしまいます。見終わり、館内のカフェで紅茶を3杯も飲み、やっとしゃべれるように。(笑)古美術の力に圧倒された、一日でした。 昨夜は夜風が心地よく、きれいな月でした。日毎に秋冷の加わる頃です、皆様もご自愛のほどを。

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  • イベント盛り沢山の9月でした

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。夏真っ盛りのまま台風と共に9月を迎え、25日過ぎてやっと秋の気配になりました。暦の感覚が、どんどんずれてきましたね。 9月は公私ともにイベントがたくさんありました。 ① 9月1日 「佐渡トライアスロン」Bタイプ(ミドルクラス:スイム2km:バイク110km:ラン21km) 直前まで台風の進路に振り回され、毎日土砂降りであきらめモードだったのですが当日はなぜかピーカン。海も穏やかになりスイムカットなし。水クラゲに刺されながらやっとこ終えて、一番好きなバイクへ。このあたりからじわじわ熱くなります。途中お腹がすいたので、エイド(休憩所)でボランティアさんが作ってくれたおにぎりを何個かほおばり、終盤の激坂をふらつきながら登ってバイク終了。体感温度35度くらいの中、ラン開始。序盤はほぼ歩きでしたが、台風の影響で大会に来られなかった地域の仲間を思うと申し訳ない。とぼとぼマイペースで走りました。道ではたくさんの応援の方々が声を掛けてくれます。疲れた体には本当に染み入ります。ホースで水をかけてくれて(ペットを洗うときみたいに)スイカや、氷をいただき・・・本当に感謝しかありません。皆様のおかげで、何とかゴールできました。終ってみれば、いつも通りの「灼熱の佐渡」でした。② 9月4・5・6日 メインイベントの東京ギフトショー今回は珍しくメイン通り。棚を増やして、漢方香や一輪香の什器を置けるようにしました。案の定、什器付きだと新規のお客様には取り入れやすいようで、1セットを基準に考えてくださるお客様が多かったようでした。今回もたくさんのお客様との出会いがあり、今後の発展が見えてきた素晴らしい展示会でした。「お香は、こんなに様々な業種の方にもご興味を持っていただけるんだな。」と感じられて、大変嬉しかったです。少しずつですが、なるべく天然のものを、できるだけ自然な香りを楽しんでいただけるよう、社員みんなで「悠々庵」を作っていきます。③ 9月14・15・16日 新潟伊勢丹ポップアップに参加9/12~9/24まで開催された新潟伊勢丹でのポップアップ。連休の3日間、10数年ぶりに店頭販売に行ってきました。直接エンドユーザー様とお話しすることは最近なかったので、大変気づきが多かったです。お客様が手に取ってくださると嬉しくなって、つい、話しかけてしまうのですが、本当は我慢したほうがいいのね、と初日の夕方に気が付いて、それからはじっと我慢。(笑)タイミングを見計らってお話しできるようになりました。百貨店様で売れる商品・雑貨店様で売れる商品・ネットショップで売れる商品は似ているようで、違う部分があるのも改めて感じることができたのが大きな収穫です。④ 9月19日 富士山1周ライド昨年のキリマンジャロ出発の時に、成田までお守りを持ってきてくれた自転車仲間(年上のおじさま)の台湾の友人Gavinさんが来日、「富士山1周ライドしたい!」とのことで、私も参加させていただきました。お天気が心配されましたが、この日も運よく晴れてくれました。1周するので、ほとんど富士山と1日一緒に過ごせる夢のような時間です。Gavinさんも何度もスマホを取り出し、時には進化した自撮り棒を駆使して嬉しそうに写真を撮っていました。朝7時50分に出発、戻りは6時半くらい。真っ暗になるまで外で遊ぶこと108km。獲得標高1770m。9月に入ってから、休みなく飛ばしていたのでそろそろ疲れてきました。(笑) 身体を休めるのと、デザインもやらないとなりませんので、しばらくは机の前に居ようと心に決めていましたが「内職さんが足りません」と製造担当者がぽつりと私に言いました。そうです、近所の内職さん募集のビラ配りは朝ランしながら私がしております。「わかりました。来週からまた走ります!」と元気に答え、400枚チラシをもらって帰ってきました。(笑) 来週からまた頑張ろう。 夏バテは秋に出るとも申しますので、お気をつけください。私も気を付けます。

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  • ギリギリ間に合いました。特撰リニューアル

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今日の前橋は、秋雨前線の影響なのかパラパラ雨が降っています。いつもの体温並みの暑さから解放された、心地よい午後です。 8月はお盆前のお線香の出荷や夏休み、カタログ撮影・その後の構成などでまさに「光陰矢の如し」気が付いたら秋の入り口に入っていました。 そして…新しいカタログも出来上がりました!展示会にもお持ちしますが、郵送でもお送りしていますのでメールにてお申し付けください。今回も、写真撮影には気合を入れております。(笑)皆様に見ていただければ嬉しいです。 カタログ刷新に伴い、以前から気になっていた商品のリニューアルをいたしました。「特選・祈りと癒しのお線香」です。香りは弊社のお香の中でも瑞々しさがよく出ていると自負しているので変えていません。香りの瑞々しさを引き立たせる「爽やかなイメージ」にパッケージをリニューアルしました。 ちょっと光る紙の素材・配色もところどころ金色を少し使って「爽やかな中にも特別感が感じられる」と思います。以前の商品をご存じない方もいらっしゃると思うので比較のために。こちらになります。こうやって比べてみると、かなり派手目で攻めてる感あり。売り場では目立つけれど中身の香りのような爽やかさは出せていなかった、と反省しました。 派手なほうがいい!という方にはご指定頂ければ箱の在庫があるかぎり旧パッケージでも出荷できますのでご指定下さい。 2週間後には展示会です。今年は9月4・5・6日の3日間 ビッグサイト 東5ホール香りのフェア T42-09 です。案内状は10部くらい残っていますので必要な方はご連絡くださいませ。 朝夕にはかすかに秋の気配を感じる今日この頃。不安定な時期でもあります。急な雨などにお気をつけてお過ごしください。

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  • あっという間にお盆、そしてギフトショーです

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。ふと気が付けば、今年も後半2か月目に突入しています。お盆用の御進物を毎日せっせと作り出荷しているうちに、今度はギフトショーがやってきます。 大人になると、どんどん一日が短くなっている気がしませんか。 子供の頃は「もういくつ寝ると、お正月」の歌のようにあと何日で楽しいことがある、早くその日にならないかな、なんてのんきに思ったものです。時間は無限にあるのが当たり前で、なんで大人が忙しいのか意味が分からなかった。あの頃の時間軸よ、もう一度!と願う今日この頃です。 さて7月は、年に数回行く文化活動、お能鑑賞に行ってきました。ご存じの方も多いと思いますがお能の舞台は、オープニングと終わりが本当に独特でして、謡(うたい)・横笛・小鼓・大鼓・太鼓(お雛様の五人囃子はここから来ています)が静かに舞台後座に座り、全員が整ったらいきなり甲高い笛の音から始まります。そして一気に時空を超えて室町時代へ。【面の説明】左から若くて妖艶な美女・中は神々しい気品ある美女・右は中年女性の面だそうです。比べると確かに違いますね。 話の内容は演目によりますが、あの世とこの世が交差する幽玄の世界が多いです。今回の演目「巴」も同様でして、巴御前の霊が、最後の戦いの場で主君の木曽義仲を一人自害させたことを悔やみ、旅の僧に訴えるお話でした。戦場では男勝りで無敵の巴御前でしたが、それは一途に義仲を愛した、真っすぐな心の表れだったのかと思うと涙がこぼれました。 話は現実に戻ります(笑)9月のギフトショーは4、5、6日です。案内状がご必要な方はおっしゃってください、まだ20部ほど手持ちがございます。 新商品も出品予定です、ぜひ見にいらしてください。お会いできるのを楽しみにしています。

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  • いろいろありました、北海道出張

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今日は前橋でもやっと梅雨らしい、しっとりした重めの空気です。いやー、それにしても月末から先週は「危険な暑さ」でしたね。 冬は運転が怖いし、春はギフトショーもあり、ということで梅雨時に北海道出張が慣習となりました。景色はいつもながら見惚れる雄大な北海道だけど、札幌・小樽・白老・サロマまで行っても、ちっとも気温が北海道っぽくない。体感は前橋のままでした。(笑) 北海道は広すぎて移動が小旅行のようですが、自然が本当に美しいです。今回もレース・商談3件・ウポポイ訪問のハードスケジュール。感動の毎日でした。こちらは朝日が昇るサロマ湖。オレンジの橋から神様が降りてきそうですね。早朝5時スタートの100kmのレースに出場した仲間が撮ってくれました。 私は灼熱の10時スタートの50kmの部に参加、31度の中、何とか走り切り(最後10kmはほぼ歩き)完走。写真の時だけは元気(笑)。後半は100kmの仲間と合流して楽しく走れました。ここからが本題です。「小樽・北一硝子」様訪問。風鈴の音も涼やかな店内です。カラフルで透明感のある香皿を使った北一硝子様オリジナルの進物や、イラスト付きのわかりやすいPOPの漢方香など観光のお客様が、迷わず手に寄りやすいよう様々な工夫がしてありました。 ご存じの方も多いと思いますが、小樽の北一硝子様は、明治34年から続くガラス工房の老舗です。今ではメイン通りに「三号館和のフロア・洋のフロア」「クリスタル館」「ベネチア美術館」など、テーマ別にショップがたくさんあります。運河の向かいにある赤レンガ倉庫とともに、小樽の街の核となって観光のお客様に愛されています。この売り場に並んでいると、悠々庵のお香もどこか涼しそうに見えますね。今回も新しい企画のお話をいただき、ワクワクしながら帰ってきました。 札幌での商談もそれぞれ無事に終わり、ほっとしたので前から気になっていた白老町の「ウポポイ(アイヌ国立美術館)」に。ここはちょっと立ち寄る、というにはそれなりに遠いのですが、どうしても行きたかった。「藤戸竹喜」の個展をしている今を逃すわけにはいかない。 だって見てください、この今にも動き出しそうなクマの親子を。小熊の表情、「どうしたの?」って聞いているようなお母さんクマの佇まい。なんて生き生きしていて、愛らしく、たくましい。ぼんやり空を見つめるクマ。猫も食事を終えるとリラックスしてこんなポーズしていますね。 一切デッサンをせずに、いきなり木材と対峙し、作品を彫り上げる藤戸竹喜さんの頭の中はどうなっているのでしょう。さすがに作品は買えなかったけど(そもそも売っていない)分厚い図録を2冊も買ってしまいました。帰りの荷物は重かったけれど昼休みに、ぼーっと図録を見るのは「幸せな休憩」です。 猛暑のつもりでノースリーブとか着ていると小雨になったり。梅雨寒の時節柄、風邪などお召しにならぬよう、お気を付けください。 

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  • 「オリジナルのお香」好評です

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。梅雨入りしたらしい?前橋ですがすでに梅雨を通り越して、真夏の暑さになっています。今日も昨日も半袖Tシャツです。今朝のジョギングでは、すでにひまわりも咲いていて「今年はこのまま夏になっちゃうのかしら」と都合の良いことを考えておりました。 昨年から進めていた、LOFT様オリジナルお香「kuyuru(くゆる)」が今春、全国のLOFT様で発売となりました。香りは、昨年から気になっていた「香木とお花や果物の融合で、今までにない香りを」がコンセプト。新しいのか懐かしいのか、粋なのか野暮になるのか…香りの印象は作ってみないとわかりません。でも、何度か試作しているうちに、すーっと全体像が見えてきた。深みもあるけど、ふわりとした軽やかさがあってつかみどころのない、まさに今の香り。「ああ、これなんだな」と腑に落ちたので、すぐにご提案、商品化となりました。 「お香をくゆらせているイメージ」のパッケージやネーミングもご提案頂き、それらを磨き上げていく過程は大変勉強になった楽しい仕事でした。 商品作りは何十年やっても新しい発見が毎回あって、生み出す苦しさが必ずあって何とかゴールにたどり着いたときは、本当に幸せです。 今の自分に出来ることをめいっぱい出し切って素敵だと思える作品を作り続けてお客様に「うふ、これ可愛い」って喜んでいただく…。やはり「これが私の生きる道」ですね。 by PUFFY 今、これを書いていて30代の頃Tシャツ&ジーンズばかり着ていたので「でっかいPUFFY」と呼ばれていたことを思い出しました。PUFFY…若い方は知らないかな?(笑)

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  • 寝袋持って行きたいほど好きな場所、中之条ガーデンズ

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。梅雨入り前の不安定なお天気が続いていますね。休日や早朝は雨の合間をぬって、バイク(自転車)・ラン練習や庭に咲き始めた花の手入れなど、仕事とは違う忙しさの私です。(笑) ここのところ通い詰めているのは「中之条ガーデンズ」さん。車で1時間弱かかるのですが、すでに年間パスポートも入手しました。 そのくらい毎回違う美しさがあるのです。 プロのガーデナーさんが四季を通じて、お花の魅力を最大限に引き出しています。手入れされたお庭を散歩しながら回ることができる回遊式庭園は、国内でも珍しいそうです。小さな森の中には、ベンチがあちこちにあり本を読んだりしている方も。 一昨日は若々しく強い生命力に溢れる春バラ達が満開、ローズガーデンは7つのセクションに区切られ、テーマによって雰囲気や色が違いました。夢の世界のように、カラフルな世界にうっとりしてしまいますね。寝袋持ってきて泊まりたいくらい好きな場所です。   昨日は久しぶりに、気の合う仲間7人とライド(自転車)でした。 朝8時にスタート、栃木市の美味しいビストロを目指し往復110kmの自転車でのプチトリップは最高の気分転換となりました。 雨にも降られず、雲のおかげで日焼けも最小限に抑えられた、はずです。道幅の広いサイクリングロードでは、アタックをかけたり(急に競争しだすこと)かけられたり。 子供のようにむきになって脚が攣るくらいまで走る自分にあきれましたがこういうのが一番楽しいのかも。 おかげで今日は筋肉痛です。(笑)     庭先の紫陽花も色づき始めました。 雨の季節、うっとうしいと思わないで庭の水やりがサボれてお肌に良い季節(保湿)と考え、前向きに過ごしましょう。

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  • 先日のお香会 源氏香のお話

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。前橋は梅雨入り前の心地よい毎日です。公園や庭先で薔薇や芍薬、シャクナゲが満開を迎えています。梅雨になったらちょっとうっとうしいけれど紫陽花は雨粒が友達ですね。それも美しい姿です。 先週末は、お稽古に通っているお家流香道 公香会(きんこうかい)の源氏香会でした。 会場は、前橋の近代和風木造建築の臨江閣(りんこうかく)。国の重要文化財だけあって、多くの皇族が滞在した大変趣のある迎賓館です。 藤井風さんの「まつり」のMVにも多くのシーンがここで撮影されています。ちなみに悠々庵の紹介動画もここで撮影しました。お庭はちょうどサツキツツジが満開でした。会場には十二単の展示、お琴の美しい音色の生演奏、源氏物語の現代詩訳なども併設しており、ご来場者様がお香席以外でも楽しんでいただけるような様々な工夫がされていました。 なにより香道具がとても美しいです。ご来場のお客様案内をしながら、私も十分楽しめました。先生方に感謝です。それにしても… 1枚の着物を着るのも大変なのに、いくら美しいとはいえ12枚ってマジですか? とツッコみたくなります。貴族は体力があったのかしら?きっと重くて動けないはず…と現実的なことを考えてしまいました。 今回のテーマは、今年の大河ドラマでも脚光を浴びている「源氏物語」からの「源氏香」でした。 源氏香は、5つの違う香木(例えば伽羅・沈香3種・白檀1種など)がそれぞれ5包ずつ用意され(合計25個)その中から無作為に選ばれた5包が、聞香炉で温められて回ってきます。右手で香炉の上を包むようにして、香りをためて聞きます。答えを書くときは、着物の柄とかによく使われている源氏香之図で書き表します。 まず、縦線を5本引き、右から1、2、として同じ香りのするものを横線で結びます。 52通りの答えがあるそうで、それを源氏物語になぞらえ(最初の桐壷と最後の夢浮橋を省いて52帖)各帖の名前が付けられています。夕顔・若紫・蛍・須磨・浮舟・夕霧… なんとも優美な世界ですね。一日お香席にいると、自分まで優雅になってきた気分になりますが お客様がお帰りになり、ご宗家を見送った後はすぐさま撤去作業開始です。ここからが私の本番と言えるでしょう(笑) 姉弟子たちと力を合わせ、椅子や敷物など手際よく片付けて1時間後には無事作業終了。 明るいうちにお開きとなりました。新弟子の私も、素晴らしい体験をさせていただきました。   この日は着替えを忘れ、着物のまま動き回り暑くなったので帰りは迷わずビールを飲みに。 お料理が来る前に、つい2杯ほどいってしまい優雅な私から、いつもの自分に戻ったことを確認しました!(笑)  今日も心地よい夕暮れです。早く帰れる方は、帰り道に夕日を眺めてみてはいかがでしょうか。

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  • 佐渡島自転車合宿と、和のお名刺香

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。 GWも過ぎてしまえばもうすぐ月半ばに突入、間もなく梅雨になるなんて…。一年が早くてついていけない私です。 今年も佐渡のレース(トライアスロン)をつい、入れてしまったので(笑)練習をしないとなりません、といことでGW後半は、レース会場である佐渡に自転車持っていってまいりました。今回は新潟港からカーフェリーで。片道3時間弱の船旅です。雨が降ったら文化活動をしようと、珍しく下調べもしました。有難いことに(笑)素晴らしいお天気に恵まれ、無事2日間で230km走り切りました。レース中は余裕が無くて、素晴らしい海岸線や穏やかな田園風景を楽しめませんが今回は写真を撮ったり、新たな景色に気が付いたり…味わい深い旅となりました。海辺ぎりぎりまで棚田がありました。初めて見る風景です。美味しい佐渡米が生まれるのでしょうね。早朝の海は静かで美しく、波の音もしない静寂の世界でした。心地よいので朝日とともに外に出て、ストレッチや散歩…人生のサービスタイム、ご褒美のような時間です。また、島で唯一の蔦屋書店さんにも立ち寄ったところ、悠々庵のお香をレジ前のとても良い場所においてくださっておりました。とても嬉しくなり、思わず品出しの手伝いを申し出てしまいました。(笑) さて、素材も一新して大変好評の「お名刺香」です。台紙を和風のデザインもいいのでは?とお客様からご意見をいただきお月様と手書きの青海波で「和風お名刺香」をつくりました。5月から発売開始しました。名刺入れやポーチはもちろん、本にはさんでしおりにすると、ページを開くたびにほのかに香ります。お財布に入れても邪魔にならず、お札がほんのりいい香り。お金を支払うときに幸せ感じるって、なかなかないし(笑)いただいた方も香りに包まれて嬉しいはず。良いことをした気分になれます。 早朝に帰宅して車から荷物を下ろしたりしていたら地域ネコがふらりと入ってきました。私の留守に怒っていたのか、あまり口はきいてくれませんでしたが何か言いたそうな表情ですな。カリカリは近所のおうちでもらえるのですがチュール担当は私のようです。 昨日から小雨が降ったりと不安定なお天気ですね。梅雨のはしりのように気まぐれな空の下、十分お体にお気を付けくださいませ。和風版 ふんわり香るお名刺香

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  • 天然精油のお香皿と、去り行く桜を追いかけラン

    こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。 今か今かと待ち望んだ桜の季節、今年もあっという間に過ぎ去ろうとしています。名残惜しくて、休日は前橋市内の桜の名所ランを計画しました。サイクリングロードに咲く見事な枝垂れ桜からスタートし、前橋公園、桃ノ木川沿いの染井吉野の並木をゆっくりジョグ16km。疲れてきても、桜並木に入ると元気になります。春の妖精からパワーをいただきました。 夕日に照らされる染井吉野。これは会社からの帰り道の一枚です。逆光の光を含んだぼやけた感じが春霞のようですね。私たちは、なんて美しい世界で暮らしているのだろう、と思う瞬間です。ここのところオリジナル商品企画が多かったので、お話しできないのが残念ですがGW頃には全国の店頭でお披露目の予定です、次回ぜひご紹介させてくださいね。 もう一つ企画としては、「天然精油のお線香」用のお香皿を作っていました。花達のオイルで作った素朴な香りはお香のようにお部屋使いされているようで、いつの間にか人気商品になりました。パッケージにはそれぞれのお花のイラストで分かりやすくなっていますがお香自体は着色されていないので、色の違いは元のオイルの濃淡のみ。とても地味で素朴な風合いです。でも、そこがいい。 いつのまにか「天然精油」用のお香皿を作りたい……という気持ちがわいてきてなかなか消え去りません。そんなに気になるなら作ろう、と決めました。 今までのお香皿より少し大きめの14cm円の変形、精油のお香も安心です。精油のパッケージで使われている、お花達のイラストがちりばめてみたらまるでケーキ皿のようになりました(笑)お香を焚かないときは、アクセサリートレイにもなりそう。 お部屋の中にお花があると、空間全体が柔らかな雰囲気になり気分も上がりますよね。そんな気持ちになってくれたら嬉しいです。若草が萌えたち、春も深まってまいりました。野山の主役が週ごとに交代しているように咲き競っています。 梅雨前の、貴重なさわやかな季節です。いつにも増して活動的にお過ごしください。天然精油のお線香のページはこちらから

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  • 里山風景の「風姿香伝」

    こんにちは。YOUYOUANGネットショップ担当のYです。いかがお過ごしでしょうか。前橋は今日も雨、やや暖かいですが桜のつぼみはまだ堅そうです。 普段なら会社から見える赤城山もすっぽりと雲の中です。   先週末は作業系仕事だったのですが(ホワイトセージの葉っぱを社内で粉砕する作業)土曜日早朝、水上(スキー場があるところ)が雪予報というのを耳にしたので急遽午前中サボりました。 7時半には家を出て、雪舞うスキー場へ直行。 今期はもう終了だと思っていたので、お天気のボーナスもらってウキウキ。雪はますます降り積もり、気が付けば今季一番の柔らかな雪でした。終わりよければすべてよし。   一方、家から近いし一度は行かないと…と毎年思っている赤城山のスノーシュートレッキングは今年も行きそびれてしまいました。また来年に持ち越しです。   木立が砂糖菓子のように、雪に覆われている姿も感動しますが季節ごとに表情を変える、赤城山麓の素朴な自然の美しさ、里山の優しい風景がとても好きです。これは、水上にある日帰り温泉「鈴森の湯」の屋根。源泉かけ流し、スキーの帰りは必ずここに寄ります。「ゆ」マークだったので、つい撮ってしまいました(笑)「風姿香伝」は、日本のどこにでもある里山をイメージして作りましたがベースには、この環境があったのかもしれません。 あるお客様が「12ヶ月あってもいいですね」とおっしゃってくださり1年の移り変わりを、お香で表現したくなってしまいました。    八分香のようにどんどん増えちゃいそうですね(笑)  来週あたりから、桜が開きそうですね。見頃のうちに、お花見にお出かけくださいませ。風姿花伝シリーズ

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  • 朝活再開と55歳からのスキー

    こんにちは。YOUYOUANGネットショップ担当のYです。いかがお過ごしでしょうか。霜と木枯らしで、荒涼としていた庭先にもちらほら花達が咲き始めました。「こんなに寒かったから、もう今年は出てこないのかな」とあきらめかけたころにちゃんと顔を出してくれる…。自然って、手間もかけていないのに申し訳ないくらい律儀ですね。感謝。実は2月の中盤にコロナに感染、いい年になってからの40度の発熱は初体験だったかもしれません。目を開けていることすら辛い寝てばかりの5日間を過ごし、ようやく月末くらいから仕切り直しができました。 心機一転、仕切り直しに良い機会なのでしばらくご無沙汰していた「朝活」を再開しました。この時間は私の大切なボーナス、何に使っても良いフリータイムです。ここ2週間は… ・前夜何時に寝ても朝4時半に目覚まし、10分ほどストレッチして起床・ぼーっとしているのでまず顔を洗う、歯を磨く・父にお気に入りのお香で朝の挨拶・パックしながら瞑想20分・筋トレ3種 20分・明るくなったら軽いジョギング、雨ならストレッチかZwift(室内バイク)・夜はよく見えないようになったので朝読書・料理忘れ防止と近所のランチも飽食気味なので、お弁当作る 今のところほぼ実践中です。つくしが出てきたのでそのうち庭仕事(草取り)が追加だな。頑張ろう…。 日曜は今シーズン最後かも?とジョギングは省いてスキーに行ってきました。水上インターを降りたあたりから雪が。行ってみたら素晴らしい今年最高のパウダースノウ、テンション上がりました。来週も降ってほしいぞ。実は55歳から始めたスキー。それまでは全くスキーは出来なかったので、最初は幼稚園児と一緒にゆるーいエスカレーターに乗って降りてくる「お子様ランド」からのスタートでした。今も実力は推して知るべしですが初心者コースを気持ちよく滑ることができるようになっただけでも、大満足です。夜は母を迎えに行き、家でしらこ鍋を作り日本酒をいただき…かなりいい感じで(笑)眠りにつけました。そしてまた4時半起床。外が暗いと、自由時間が増えた気がして得した気分になります。(笑) 桜も種類によっては満開になってきました。3月は出会いと別れの時ですね。新しい環境で心機一転の皆さまに、さらなる幸福をこころからお祈りいたします。

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