いろいろありました、北海道出張
こんにちは。悠々庵の吉田です。いかがお過ごしでしょうか。今日は前橋でもやっと梅雨らしい、しっとりした重めの空気です。いやー、それにしても月末から先週は「危険な暑さ」でしたね。 冬は運転が怖いし、春はギフトショーもあり、ということで梅雨時に北海道出張が慣習となりました。景色はいつもながら見惚れる雄大な北海道だけど、札幌・小樽・白老・サロマまで行っても、ちっとも気温が北海道っぽくない。体感は前橋のままでした。(笑) 北海道は広すぎて移動が小旅行のようですが、自然が本当に美しいです。今回もレース・商談3件・ウポポイ訪問のハードスケジュール。感動の毎日でした。こちらは朝日が昇るサロマ湖。オレンジの橋から神様が降りてきそうですね。早朝5時スタートの100kmのレースに出場した仲間が撮ってくれました。 私は灼熱の10時スタートの50kmの部に参加、31度の中、何とか走り切り(最後10kmはほぼ歩き)完走。写真の時だけは元気(笑)。後半は100kmの仲間と合流して楽しく走れました。ここからが本題です。「小樽・北一硝子」様訪問。風鈴の音も涼やかな店内です。カラフルで透明感のある香皿を使った北一硝子様オリジナルの進物や、イラスト付きのわかりやすいPOPの漢方香など観光のお客様が、迷わず手に寄りやすいよう様々な工夫がしてありました。 ご存じの方も多いと思いますが、小樽の北一硝子様は、明治34年から続くガラス工房の老舗です。今ではメイン通りに「三号館和のフロア・洋のフロア」「クリスタル館」「ベネチア美術館」など、テーマ別にショップがたくさんあります。運河の向かいにある赤レンガ倉庫とともに、小樽の街の核となって観光のお客様に愛されています。この売り場に並んでいると、悠々庵のお香もどこか涼しそうに見えますね。今回も新しい企画のお話をいただき、ワクワクしながら帰ってきました。 札幌での商談もそれぞれ無事に終わり、ほっとしたので前から気になっていた白老町の「ウポポイ(アイヌ国立美術館)」に。ここはちょっと立ち寄る、というにはそれなりに遠いのですが、どうしても行きたかった。「藤戸竹喜」の個展をしている今を逃すわけにはいかない。 だって見てください、この今にも動き出しそうなクマの親子を。小熊の表情、「どうしたの?」って聞いているようなお母さんクマの佇まい。なんて生き生きしていて、愛らしく、たくましい。ぼんやり空を見つめるクマ。猫も食事を終えるとリラックスしてこんなポーズしていますね。 一切デッサンをせずに、いきなり木材と対峙し、作品を彫り上げる藤戸竹喜さんの頭の中はどうなっているのでしょう。さすがに作品は買えなかったけど(そもそも売っていない)分厚い図録を2冊も買ってしまいました。帰りの荷物は重かったけれど昼休みに、ぼーっと図録を見るのは「幸せな休憩」です。 猛暑のつもりでノースリーブとか着ていると小雨になったり。梅雨寒の時節柄、風邪などお召しにならぬよう、お気を付けください。
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